かつまたかわらばんNo.212「初心に帰る」

院長  勝俣 聡

早いもので、今年も残りひと月となってしまいました。
年々時の経つのが早く感じるのは齢をとったせいでしょうか。

毎年この時期が来ると、平成8年1月の開業当時を昨日の様に思い返します。

開業当初は不安の中の毎日でした。果たして患者さんは来てくれるのだろうか、地域に溶け込んでいけるのだろうかと。
この不安は少しは小さくなったものの、未だに私の胸の奥深いところに張り付いています。

患者さん、地域の方々、患者思いの職員のお陰で当院は24年目を迎えることとなります。

人に例えるなら、まだまだ道半ばの鋭気満ち溢れた青年です。

頭の毛はチラホラと白髪交じりになってきましたが、未だに考えるより先に手が動く質は変わりませんし気力、体力共に充実した日々が過ごせています。

平成から令和へと元号は変わりはしましたが、患者さんの求めている医療に何ら変わりはありません。

この道を志差した時の思い。一生涯で自分の技術と知識がどこまで向上するか。
訪れた患者さんの不安と痛みをどれだけ早く取り除けるか。

今一度、初心に帰り新たな年を迎える師走と致します。

至らぬ点、目の行き届かぬ点がまだまだありますが、患者さんの期待に応えるよう、職員一同が院の目的を共有して参ります。


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