かつまたかわらばんNo.207「初夏によく診られる症状」
院長 勝俣聡
長雨が続くと家から出れず同一姿勢(同じ姿勢)となり、腰痛や頚部の痛みを強く訴える患者さんが増えて来ます。
人間の背骨は身体を横から見るとアルファベットのSの様に湾曲しており重い頭の重さを一点に負荷が集中しない様に分散しているのです。
骨に掛かる重さを床に横たわっている時を0とすると立って静止している際が1。椅子に腰かけ座っている時は3の重さが絶えず背骨にかかっているわけです。
皆さんも経験されている通り特に頑固な腰痛などは、じっとしてないで動きまわっていた方が楽です。
家から出れない時には、立ったり座ったりと豆に動くように意識をして下さい。もちろん晴れ間を見つけ散歩に出る事がベストです。
この時期からスーパーに買い物に行っても電車に乗っても冷房が入り始めます。
冷房等で一旦冷えた身体は東洋医学で寒熱と言い特に女性は身体の芯から冷えてしまい元の状態に戻る前に血流が悪くなり色々な不調が現れます。
氷や冷やした飲み物は避け、常温の飲み物を摂る事を心掛けて下さい。
次号は自律神経についてお話しいたします。