かつまたかわらばんNo.161「熱中症について」
小野 智博
夏の厳しい暑さが続いております。みなさん熱中症対策は万全でしょうか?
気温が体温より高くなると、空気中への熱の放出が難しくなり、湿度も70%以上になると発汗による体温調節すらできなくなってしまいます。体温上昇と調節機能のバランスが崩れて、身体に熱が溜まってしまう状態が熱中症です。炎天下ばかりでなく、室内で静かに過ごしていても起こりえます。
熱中症は子供や高齢者がなりやすい病気です。体調が優れない時も要注意です。
熱中症を防ぐために、エアコン温度はあまり低くしすぎず、冷風が直接当たらない様に上手に使いましょう。
水分補給はこまめに、汗と一緒に失われた塩分を補ってくれるスポーツドリンクなどが良いです。
「喉が渇いた」と感じた時にはすでにかなりの水分不足になっています。
喉が渇かなくても水分補給しましょう。
吸水性、通気性の良い素材の衣類を選ぶことも大切です。
「暑いから着ない」のは逆効果です。直射日光を避ける為に帽子をかぶりましょう。
熱中症になってしまった時は、無理せずに休んで下さい。水分をとり、体の熱を下げる様に冷やすことが重要です。回復した後でも再発の恐れがあるので、必ず病院に行きましょう。
以上の事に注意して、有意義な夏をお過ごしください