かつまたかわらばんNO.140 「熱中症応急処置」
小山 亮介
今年も暑い夏がやってきました。ニュースでも、熱中症の被害のニュースが連日報道されています。
かつまたかわらばんでは、
毎年この時期は、熱中症対策のお話をさせて頂いていました。
今回は熱中症の応急処置のやり方をお話しさせて頂きたいと思います。
まず、熱中症の初期症状ですが、
・立ちくらみやめまい・大量の発汗、逆に汗が出なくなる・脈が早くなる・筋肉が痙攣するといった物があり、この様な症状を感じたら、熱中症の恐れがあります。
この様な症状を感じたら、
- 日陰やクーラーの効いた部屋に移動
- 衣服のボタンやベルトを緩め、わきの下、首、股等動脈のある部分を、保冷剤や缶ジュースで冷やします。この時、水をかぶったりすると体への負担が大きいのでやってはいけません。
- スポーツドリンク等塩分の入った飲料を少しずつ飲み水分補給をします。キンキンに冷えた物を一気に摂ると体の負担をかけるので、10~15℃の物を口に含み、噛む様に飲み込みます。
- 足を高くし、横になり安静に。脳への血流を保ち、意識を保つことに役立ちます。
熱中症にならない為の、予防はもちろん大事ですが、なってしまった時、又なっている人を発見したら、正しい応急処置で重症化を防ぎましょう。
ここで、紹介した方法はあくまで応急処置です。最終的には、症状の軽重に関わらず、医療機関に受診することをおすすめします。