かつまたかわらばん NO.115「温める」
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小山 亮介
今年も残すところあとわずかとなり、
かつまたかわらばんは、今年は今号で最後となります。
この時期になると、気温もぐっと下がってきて、
冷え性の方にはつらい時期ですよね。
実は、私も冷え性で、
この時期は、足先が冷たくなって、
なかなか寝付けないことがよくあります。
そこで、年末に相応しいかわかりませんが、
今回は、冷え性の話をさせて頂こうと思います。
まず冷え性の主な原因は、末梢血管の血流が悪くなることです。
男性に比べて、女性に冷え症の方が多いのは、
周期的にホルモンバランスが変動し血流が変わりやすいこと、
筋肉の量が男性より少ないため、
血液を循環させる力が弱いためと考えられています。
ですから冷え性改善には、
末梢血管の血流を上げる事が大切です。
その為には、やはり適度な運動が第一です。
血液を循環させているのは、心臓だけではなく、
全身の筋肉も関係しているので、
しっかり動かしてあげると血液の循環量は上がります。
そして、お腹を温める事。
人は体が冷えてくると、内臓を守ろうと、
血液をお腹周りに集めます。
体内の血液量は決まっていますから、
お腹周りに集まってしまった分、
末端に血液が回らず冷えるというわけです。
その為、お腹周りをしっかり温める事で、
お腹に集まってしまう血液を末端まで回すことができます。
寝るときには湯たんぽ。
これは電気毛布などと違い、
適度な湿度を保って温めてくれるのでお薦めです。
冷え性は、もちろん体質もありますが、
生活習慣との関係が非常に深いものです。
ポカポカ暖かく新年が迎えられるよう、
少しずつ生活を見直してみてはいかがでしょうか?
では、よいお年をお過ごしください。