かつまたかわらばんNo.226「イチゴのこと」

小野 智博

イチゴの本来の旬は春ですが、クリスマス需要などによって冬から出荷されています。食べている赤い部分は果実ではなく、正確には花の一部で、周りにあるゴマのような粒一つ一つが本当の果実となります。
甘みがあるので果物として扱われることが多いですが、野菜と言われることもあります。これは植物分類上、日本では木に実るものが果物で、畑で作る草本類を野菜と定義しているためです。
流通しているイチゴはだいたいオランダイチゴで、主な産地は1位栃木、2位福岡、3位熊本、静岡と続きます。
イチゴは生食が定番ですが、ジャムやアイスなどに加工したものも多く店頭に並びます。
ちなみにかき氷のシロップや牛乳、キャンディーのイチゴ味の多くはイチゴの成分を全く含まず、化学物質を配合して作ったイチゴ香料と赤い着色料で「イチゴ」を表現しています。
缶詰は製造過程で熱殺菌時にビタミンの崩壊と共に型崩れを起こすため、イチゴは不向きとされています。
イチゴはビタミンCが豊富に含まれており、風邪予防や疲労回復、肌荒れに効果があります。赤成分のアントシアニンは眼精疲労回復に有効です。

冬においしいイチゴを食べて、寒さに負けないベリーグッドな体を作りましょう!


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